Photoshopで、画像の中にあるフォントの種類を調べる方法をご紹介します。
方法①マッチフォント機能を使う(文字が歪んでいない場合)
例えば上記画像の「ONE WAY」のフォントを調べたいとします。
フォントが斜めになったり歪んだりしていなければ、そのままマッチフォント機能で類似フォントを探すことができます。
「マッチフォント」は、Photoshop CC2019以降のバージョンに搭載されている機能です。
Step 1: 選択ツールで、調べたいフォントを囲む
選択ツール(ショートカット: M)で、フォントの周りを囲みます。

Step 2: 書式 > マッチフォント を選択

Step 3: 必要なフォントを選択/アクティベート
「マッチフォント」ウィンドウが表示され、選択した文字に近いフォントが表示されます。

「マッチフォント」ウィンドウ内のフォント名をクリックすると、フォントパネルの文字に割り当てられます。
また、「Adobe Fontsからアクティベート可能なフォントを表示」にクリックすると、Adobe Fonts内からも類似フォントを探してくれます。
使いたいフォントがあったら、アクティベートして追加すればOK。
方法②角度補正をしてから画像を書き出し、Adobe fontsで検索

マッチフォント機能は、画像内のフォントが歪んでいたりすると、うまく判別ができません。
その場合は、こちらの方法をお試しください。
Step 1: 遠近法の切り抜きツールで、文字の歪みを直す
遠近法の切り抜きツールを選択して、文字の周りを囲みます。
ツールをクリックするとカーソルが変わるので、文字の4端をクリックして囲みます。


最後にEnterキーを押すと、角度が補正された状態で画像が切り抜かれます。

Step 2: Adobe fontsでフォントを検索
先ほどのマッチフォントを使っても良いのですが、個人的にはAdobe fontsで検索する方が候補が多く、自分のデザインに反映させるプロセスもスムーズなので、ご紹介します。
角度を補正した画像をjpegなどで適当に書き出して、Adobe fontサイトを開きます。

検索バー右端のカメラアイコンをクリックして、書き出した画像を選択。
すると、こんな画面が出て、ファイルをスキャンしてくれます。

表示される選択範囲を確認し、文字の全てが入っていなければ、ドラッグして全てが収まるようにして、「次のステップ」をクリック。


「テキストをチェックして、必要に応じて更新してください」の表示窓の中に、画像の文字が正しく入っているか確認します。
問題がなければ、「次のステップ」をクリック。

類似のフォントが表示されます。

おまけ: テキストやサイズを変更して、フォントを検討
Adobe Fontsでは、「サンプルテキスト」の文字を変更したり、「テキストサイズ」のバーを動かすことで、自分のデザインで使用する文字を試すことができます。
