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Photoshop: 切り抜いた後に残った白線を削除したい【明るさの最小値フィルター】

バージョン: Adobe Photoshop 2020

Photoshopで切り抜いた後に、塗りの背景と重ねてみたら、うっすら白く枠線がついちゃった…というときがあります。

フィルターの「明るさの最小値」を使って、この白い線を削除する方法をご紹介します。

シャボテン
シャボテン
「選択範囲を変更」から修正するよりも、滑らかに調整できます(詳細後述)。

残ってしまった白い線の削除方法

①切り抜いたレイヤーのマスクを選択

ps-filter-maximum-minimum_demo01

レイヤーのマスクが選択されていることを確認。

②明るさの最小値フィルターを追加

フィルター > その他 > 明るさの最小値

ps-filter-maximum-minimum_demo03

①の「保持」を「真円率」に変更してから、②の半径の数値を大きくしていくと、白い線が削除できます。

「明るさの最小値」とは、明暗のエッジの明るい方を削る処理のことです。
写真の補正加工では、星空の微光星を抑えるテクニックとしてよく登場します。

選択範囲を変更との違い

選択範囲の変更といえば、選択範囲 > 選択範囲を変更 からも調整ができますが、こちらは1pixel単位でしか変更ができません。

明るさの最小値フィルターは、0.1pixel刻みで設定ができるので、より微細な調整が可能です。

おまけ: 明るさの最大値

ちなみに、「明るさの最大値」というフィルターもあり、こちらは逆に白線を太くすることができます。

フィルター > その他 > 明るさの最大値